フランスでADSL (プロバイダ NEUF )

フランス・トゥールーズでの、アパートから ADSL がちょっとトラブルのあと無事に開通したので一応メモを残しておく。
パリでの2年間は、国際大学都市だったので入居したその日からインターネットに接続できたが、トゥールーズでは普通のアパート。しかも、前に住んでいた人は、固定電話を使っていなかったみたいでちょと手間がかかった。
まず、今回はプロバイダは Neuf に選択した。iPodTouch を買った後、Parisの町中でWifiの電波をみていたら、NeufのWifiをかなりみかけたので。あと、トゥールーズ のアパートからもNeufWifiの電波が届いていて、ネットサーフィンはできないけど、Neuf のサイトにはアクセスできた。また、電話線の工事もフランステレコムに頼まなければ行けないけど、直接フランステレコムに頼むと110ユーロ、もし Neuf と月30ユーロの契約をすると、その工事費用の一部を Neuf が負担してくれて、支払いは20ユーロですむ。ということで、Neuf に全てを任せる事にした。
Neuf の申し込みは基本的に電話。でも、最近は SFR の携帯電話の店頭で Neuf Box のポスターを見るので、そっちの窓口でも申し込みできそう。今回は電話で申し込んだけど、電話でのフランス語は不可能なので英語でやりとり。でも、スムーズに行かず、最初の人は申し込みの後、確認の電話が一度あったけど、その後2週間も音沙汰なく。もう一度挑戦(9月24日)して、やっと動き出した。
その後、モデム等が入った箱が届き(10月3日)、その後手紙が(10月4日)。そして、電話線を引くランデブーの連絡があった。フランステレコムの人が工事に来てその費用は20ユーロ(10月9日)。工事に来たその日の内に、インターネットに接続できるようになった。でもやたらと遅く18~19KB/sec = 150Kbps だった。10日ほど我慢して使っていたが、いっこうに速度が早くならない。Neuf に電話して、下手に工事に来られて余計な費用を払いたくないので、フランス人の友人に相談した所、電話線を調べてみろとのアドバイス。自分で配線のチェックをする。フランスの電話線は、8本もの細いケーブルが束になっているけど、今使われているのは、薄い水色(写真ではグレーに見える)(1番、左上)と白(3番、左上から2つ目)のみらしく、他は関係ないから外してもいいとのこと(他はミニテル時代のなごり?)。実際に、いろいろ試してみた所、確かに8本つないでも、その2本だけ繋いでも変化がないので、その情報はおそらく正しい。さらに、電話線をたどって分岐点にある箱の中に黒い四角いプラスチックで、3本の針金が出ている部品が挟まっているが、それも外した方がよいらしい(外す前後での変化は確認できなかった)。などなど、他にも配線の接続が悪いところがないかなどを入念にチェック。さらにモデムの再起動、最適化の調整などなどいろいろ試す。しかし、18KB/secから一向に変化する気配がない。
自分で解決できないと思い、再度その友人に頼んでNuef に問い合わせをしてもらった。すると、こういうケースは珍しくないのか、やたらとスムーズに対応してもらい、よくわからないが「今から速くなります」とのこと。モデムを再起動したら、無事に ADSL が速くなった。実際、モデム(192.168.1.1)のDebit flux descendantの値が、167Kbpsから8000 Kbpsへ変化。Mode de transmissionの値が、ADSL2+からG.DMTへと変化した。現在の接続速度は夜10時でだいたい555KB/sec=4.5Mbpsくらい。アパートはトゥールーズの中心から5km以内だから、20Mbps (ADSL2+)を期待していたけど無理かな。でも、フランスで5Mbps くらいの値が出てくれればとりあえず一安心。
結局、自分であれこれするより、Neuf に連絡するだけでよかったみたい。この件に関して、いろいろネットで調べたけど日本語の情報があまりなかったので、たいして役に立たないかもしれないけどとりあえず書いておく。
ちなみに、Neuf Box は、電話とテレビのサービスもあるけど、テレビも電話もないのでまだ使えていない。