研究で iPad を1ヶ月間使った感想
今の利用状況をまとめてみる。既にAppStoreにはアプリがたくさんあり、いろいろ試していてはきりがないと思ってそれほど積極的に情報収集していない(だからこのエントリーでちゃんとした情報提供はできない)。まだ1ヶ月目なので、購入前の期待していた事をそのままやっている状況かもしれない。だけど、それらが期待以上に快適にできている。まず iPad を購入する事に決めたのは、「読みたい論文をたくさんPDFで持っている」「海外にいて日本語の本が手に入り難い」という今の自分の状況に最適だと思ったからだ。自分は、数値計算のプログラミングや原稿・ノート書きで研究室の計算機に向かう時間が非常に長いので、書いたり作ったりという作業にiPadを積極的に使う事は最初から考えていなかった。自分の中で、iPadはとにかく読むためのもの。今までより、快適に読める、読みたいと思っていたのに忘れて放ったらかしにすることを防ぐ、過去に読んだ物をいつでもどこでもすぐに出せる、となれば iPad は十分に自分にとって価値がある物だ。実際に一ヶ月使ってみて、その期待には十分に答えてくれる物だったと言える。もちろん他の目的でiPadを買った人にとっては、その人の望む使い方で使われているのではないかと思う。以下が今の主な使い方。
- PDF
- iAnnotate PDF(1200円)とGoodReader(115円)を購入。
- PDFの論文はiAnnotate PDFを使って読んでいる。Mac 側でAji Reader Service というアプリを使えば、指定したフォルダがWifi経由でiPadに同期される。BibDeskで管理しているPDFファイルのフォルダと、E-チケットや予約確認書などのPDFファイルをまとめたフォルダ、その他いくつかを登録しているので、必要なPDFファイルが全てiPadに同期されている。
- iAnnotateは名前の通り、Annotationのツールなので、論文に書き込みや線を引くのに便利。foo.pdf に書き込むとMac側のフォルダにはオリジナルはそのままで 「foo - Annorated.pdf」が作られる仕様がいい感じ。
- 論文の原稿も印刷せずにiPadで確認しながら書いている。
- 出先など印刷ができない環境で、PDFの原稿や論文を読まなければならない時、iPadで読む事になれていると困らない。
- 辞書
- 読書
- PodCast
- スケッチ、図の作成
- Wondershare iDraft (無料)が良い感じ。思っていたより描ける。
- オムニグラフも良いらしいが、高いので様子見(Macのオムニグラフは無くてはならないツールだけど)。
- メールやWebサーフィン、Twitter
- まだ特別なことはしていない。でも自宅にMacBookを持って帰らなくても困らない。
- スケジュール管理
- プレゼン
以上、まだまだ消極的な使い方だとは思うけど、それでも自分の研究生活で無くてはならない存在になった。