新しい MacBook Pro
久しぶりに新しい Mac を買った。がんばって MacBook Pro retina display、2.6Ghz/500GB!今まで使っていたのが、黒い MacBook (2007 late) だから、使用感等を書き出したらきりがないので省略。旧世代を残して、次世代として導入された Retina display モデル、いろいろと困ることがあるだろうけど、それも含めて楽しもうと思って注文した。でも今のところ「困った〜」ということには遭遇していない。とにかく速いし奇麗。そして使いやすい。(前回の購入から約5年。MacBookよくがんばってくれた。たいしたことを書いていないけど、前に書いたものをみると今回よりも導入で少し苦労している。)
購入
- オンラインのアップルストア(ドイツ)でクレジットカードが使えなかったので、電話での注文。電話でやりとりするまで知らなかったのだけど、自分の所属する研究機関向けの割引があり、Education 価格よりもさらに少し安くなった(もしオンラインストアで買っていたらこの割引は受けられなかった)。とはいえ、消費税20%のドイツで買うと日本よりずっと高い。(ドイツの定価は2.899,00ユーロ=28万円で、日本だと23万8800円。)
- Mac は世界中どこで買ってもOSは1つ。違いはキーボードとマニュアルだけ。ヨーロッパのオンラインのアップルストアでは、国際英語と US キーボードが選べる(前に書いている)。日本でも購入できるのは US キーボード。自分は最初に触った Mac からずっと US キーボードだから、海外での購入も困らなくてよい(でも、アップルストアに在庫はない)。(しかし、電話での注文時にPDFの書類を送ってもらって確認したにも関わらず、ドイツ語キーボードが届いてしまいUSキーボードの交換を依頼。その後メールで届いた明細をみると今度は国際英語になっていたので、すぐに電話してまた変更といろいろと手間取った。)
- キャンペーンで80ユーロ分の AppStore カードがついてきたけど、ドイツの AppleID が必要。今はドイツのクレジットカードがあるけど、他の国に引っ越ししてクレジットカードがなくなったときに、どうなるのかわからないので、とりあえず保留中。ドイツ人に買い取ってもらったりできるのかな?
インストール、設定等。
- Xcode を AppStore から。
- キーボードの設定。キーリピート→最速、リピートまでの認識時間→最短。Caps Lock を Control に変更。
- スポットライトのショートカットを "Ctrl+Space" から "Ctrl+Shift+Space" に変更。"Ctrl+Space" は Emacs で使うので。
- OSXWS を入れる。これでEmacs、TeXLive(+LaTeXiT+Skim)、gnuplot、yaplot、povray 等々をすぐに使えるようになる。
- 前のマシンの ~/bin をコピー。
- Dropbox を入れる。
- BibDesk を入れる
- AppStore の購入済みからいろいろ( VoodooPad, twitter, iCompta など)
- iWork を DVD から。新しいMBPは光学ドライブがないので、DVD は前のマシンでマウント。(そろそろ新しいのが出る頃だろう。)
- OmniGraffle Pro を入れる。AppStore ではなく、Omni Store からEducation ラインセンスを買っている。
- OmniFocus を入れる。同じく Education ラインセンス。
- iWeb.app を入れる。(インストーラーDVDを自宅に忘れたので、古いマシンからコピー)。iLife アプリとして、もうプリインストールされていないのか。AppStore にもない。ということで、いずれ iWeb は使えなくなるかもしれないけど、Webサイトにはあまり時間を使えないのでもうしばらくお世話になる。
- LaTeXiT 2.5 を入れる。(
OSXWSはまだ2.4.1なので追記(2012-07-21): 2.5にアップデートされた。) - 他に使っているものはあるけど、必要な時にインストールすれば十分かな。
- iTunes 10.6.3 のアップデートが失敗する。ウェブサイトからダウンロードして手動でアップデート。
- cd to.appをインストール。ツールバーにドラッグ&ドロップ。Finderで開いているディレクトリがターミナルのカレントディレクトリに。
- (あと、研究所ライセンスのソフトウェア)
- このような感じで、とても素直な使い方をしている(^^;)
データの移行
MBPはフラッシュストレージで今の500GBをそのうち増量ということはなかなか難しそうなので、丁寧に整理しながら手動で移行したい。前のMacBookのデータをすべて持ってきたら450GBになるので(汗)。
- ファイル共有(AFP)で、前のマシンからデータを移行。研究所のLANはさすがに速い。
- リモートにある1GBくらいのフォルダを削除したら途中でマシンが固まったけど、バグだろうか?
- タイムマシーンでバックアップがあるので、移動したファイルは前のマシンから消すように。ファイルの不要な重複はさけたい。
- 古い数値計算のデータファイルはなるべく圧縮する。
- 論文 PDF や VoodooPad のファイルのような、日常的に使うファイルは Dropbox に入っていたのでとても楽。
- iWeb のデータは ~/Library/Application Support/iWeb/をコピー。
- OmniFocus は前のマシンでファイルメニューの「データベースをバックアップ」として、新しいマシンで「データベースのバックアップを復元」すればいい。(最初、あまりよく考えずに ~/Library/Application Support/OmniFocus をコピーしたけどうまく行かなかった。)
- Mail.app のアドレス欄で、過去に送信したメールアドレスを保管してくれる「宛先の履歴」は、~/Library/Application Support/AddressBook/MailRecents-v4.abcdmr をコピーしたらうまく行った。
動作確認
- とても静か。普通の使用では大丈夫だけど、ちょっと使っていると熱くなる。廃熱がよいとこういうものなのかな。
- Emacs (23.4.1)。Retinaでとてもきれい。ちゃんと動く。
- TeX。速くて非常に快適。yatex のデモ動画を取り直したいくらい。
- LaTeXiT もばっちり。
- X11アプリがちゃんと動く!yaplot も問題ない。ビットマップの解像度が細かくなっているわけではないけど、アンチエイリアスをしていないためか、くっきりと見えるので違和感はない。
- Twitterアプリの表示がぼけぼけ。入力部分は奇麗だけど。
- Keynote で発表中に動画スライダーを動かすと落ちる問題、新しいマシンでも起こるのか。。。(言語を日本語にした場合のみ。)(追記:その後の iWork のアップデートで解消!)
- どうでもよいことだけど、白くて四角いACアダプターのデザインは何年間もずっと同じ。MagSafe の部分は今回少し変わったけど。
- グレア液晶だけど映り込みは少ない。比較の画像(1.2MB)